院長ご挨拶
院長:小西 博巳(コニシ ヒロミ) 博士
大阪医科薬科大学を卒業後、同大学で臨床研究を行い、その後、国立循環疾病研究センターや市立ひらかた病院で経験を積みました。さらに大阪医科薬科大学大学院にてエクソソームの研究を進め、博士号を取得しました。博士号取得後は大阪鉄道病院、川西市立総合医療センターで臨床経験を重ね、第二協立病院ARTセンターにてセンター長として不妊治療に尽力してきました。研究では、エクソソームの可能性を探るために超遠心法や電子顕微鏡を用いた基礎研究を行い、また大阪医科薬科大学薬理学教室でiPS細胞に関する研究にも携わりました。このような最先端医療の知見を基に、患者様により良い治療を提供できるよう努めています。
臨床では特に不妊患者様の手術に豊富な経験があり、子宮鏡下手術、腹腔鏡下手術の技術認定医を取得し、卵管鏡下手術も行っています。患者様の負担をできる限り軽減し、安心して治療を受けていただけるよう日々努力しています。
また、スポーツへの関心も高く、キリマンジャロ登頂やフルマラソン完走などの経験があり、スポーツドクターの資格も取得しています。こうした経験から、身体の健康や精神面のサポートも大切にし、患者様一人ひとりに最適な治療を提供することをお約束します。
経歴
2010年4月 | 大阪医科大学附属病院 産婦人科重点コース(初期研修医) |
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2012年4月 | 大阪医科大学附属病院 産婦人科学教室(レジデント) |
2013年4月 | 国立循環器研究センター 産婦人科(レジデント) |
2014年4月 | 市立ひらかた病院 産婦人科(レジデント) |
2016年4月 | 大阪医科大学附属病院 産婦人科学教室(大学院生) |
2019年4月 | 大阪医科薬科大学(准助教) |
2020年4月 | 大阪鉄道病院 産婦人科(医長) |
2022年4月 | 第二協立病院 産科 |
2022年9月 | 川西市立総合医療センター 産婦人科 |
2023年4月 | 第二協立病院 ARTセンター センター長 |
資格
- 日本産科婦人科学会 専門医・指導医
- 日本生殖医学会 生殖医療専門医
- 大阪医科薬科大学大学院 博士課程修了
- 母体保護法指定医
- 日本産婦人科内視鏡学会 技術認定医(腹腔鏡下手術、子宮鏡下手術)
- 日本抗加齢医学会 専門医
- 日本遺伝カウンセリング学会 臨床遺伝専門医
- 日本体育協会スポーツドクター
所属学会
- 日本産科婦人科学会
- 日本生殖医学会
- 日本産婦人科内視鏡学会
- 日本抗加齢医学会
- 日本遺伝カウンセリング学会
- 日本体育協会
スタッフ紹介
窪田 耕三 先生
こんにちは。私は長年この住吉の地で「くぼたレディースクリニック」の院長として、地域の皆さまの健康を見守ってまいりました。
2025年5月より、小西院長にクリニックを承継し、現在は「兵庫住吉駅前小西レディースクリニック」で診療を続けています。
これまでと変わらず、東灘区の地域医療に貢献し、皆さまに寄り添う診療を心がけています。私のポリシーは、まずはゆっくりとお話を伺うことから。
患者さん一人ひとりの思いを丁寧に受け止め、安心してご相談いただけるよう努めています。
これからも、地域の皆さまのかかりつけ医として、どうぞよろしくお願いいたします。
北原 彩花(胚培養士)
胚培養士は不妊治療において、患者様の大切な卵子や精子・受精卵(胚)の培養や管理を専門に行っています。 体外受精や顕微授精で受精卵を育み、新しい命へと繋げていく、その神秘に立ち会える分、大きな責任と治療の成功に直結する重要な役割を担っております。
前職では、非常に多くの実績があるクリニックで多種多様な症例を経験し、国内外への学会参加・発表も行い、最新の知見・世界水準の技術・胚培養士としてのノウハウを常に更新し、習得して参りました。
また、卵子学会の生殖補助医療胚培養士の資格取得後、さらに培養技術向上・研鑽のため、エンブリオロジスト学会の認定臨床エンブリオロジストも取得致しました。これらの資格受験で専門的知識と技術の評価を得たことは、患者様に安心安全な培養技術を提供できる自信になりました。
胚培養の分野は多様な環境の中で進化しているため、現状維持に留まらず、患者様に寄り添った最適な選択肢を提供できるよう、日々研鑽に努めて参ります。 治療を進める中で情報が多く迷われた時や胚培養についてご不明点がございましたら、どうぞお気軽にお声がけください。
増田 裕 先生(男性不妊外来)
こんにちは。男性不妊外来を担当させていただいております、泌尿器科医の増田 裕(ますだ ひろし)です。
私は泌尿器科全般の診療を行いながら、長年にわたり男性不妊症の診断と手術治療に力を注いできました。2001年から大阪医科大学の不妊グループを率い、2009年より非閉塞性無精子症の方を対象に「micro-TESE(マイクロテセ)」(顕微鏡下精巣内精子採取術)を行っています。2012年には生殖医療専門医の資格を取得し、現在は日本でも数少ない「泌尿器科専門医 × 生殖医療専門医」の両資格を持つ医師として、男性不妊の診療にあたっています。
不妊の原因の約半分は男性側にもあるといわれています。勃起障害や射精障害といった症状のほか、自覚のない造精機能障害が原因であることも少なくありません。精液検査を受けることで初めて分かるケースも多く、早めの検査がその後の治療に大きくつながります。交野病院ではmicro-TESE手術も可能で、クラインフェルター症候群の方から精子を採取し、挙児に至った例もあります。また、乏精子症や精子運動率の低下の原因の約35%を占める精索静脈瘤に対しても、手術を積極的に行い、多くの方がその後自然妊娠されています。
男性不妊の診察は、まずは簡単な検査から始められます。お一人で悩まず、どうぞ気軽にご相談ください。