緊急避妊薬(アフターピル)

緊急避妊薬(アフターピル)

性交後緊急避妊法

緊急避妊薬とは避妊措置に失敗した、又は避妊措置を講じなかった性交後に緊急的に避妊目的で用いるホルモン剤で、自費での処方になります。
当院ではノルレボ錠を処方しています。
このアフターピルには性感染症に対する予防効果はありませんので注意が必要です。
また、引き続き避妊を希望される方は低用量ピルのコーナーをご覧ください。

重要注意事項
Q1)費用はいくらですか?

自費になり、ノルレボ錠の薬剤費用(税込)8000円に自費初診料1000円か自費再診料500円がかかります。

Q2)いつ服用するのですか?

無防備な性交渉から72時間以内に、できるだけ早く服用して下さい。
処方されたノルレボ錠1シート(1錠)を服用して下さい。

Q3)どの程度の避妊効果があるのですか?

緊急避妊ピルは妊娠を防止しますが、100%というわけではなく、数%に妊娠が起こるとされています。
注意してください。

Q4)副作用はありませんか?

まれですが服用すると一時的に気分が悪くなったり、吐いたりする場合があります。
これらの症状が24時間以上継続することはありません。
もし、服用後2時間以内に嘔吐した場合には速やかにもう一度1回分の薬の服用が必要です。
注意してください。

Q5)いつ月経(月経様出血)が起こりますか?
アフターピル

月経周期のどの時期に服用したかによりますが、早くて3~4日後、遅ければ2週間を少し過ぎてからの出血になることもあります。
少なくとも服用後3週間(21日間)経っても出血がなければ、あるいは出血が少なければ妊娠の可能性がありますので注意してください。

Q6)緊急避妊ピル服用後の性交渉は?

緊急避妊ピル服用後にも無防備な性交渉が行われた場合には、その性交渉に対する避妊効果はありません。
妊娠を避けたいのであれば適切なる避妊法を必ず行ってください。

Q7)緊急避妊ピルを服用したにもかかわらず妊娠しました。
赤ちゃんへの影響は?

今迄知られている限りでは、薬剤による児の異常は報告されていません。

Q8)どうして、緊急避妊ができるのですか?

月経周期のどの時期に服用したかによって作用の仕方は異なり、排卵の抑制、受精の阻止、着床の阻止などが考えられます。
このうち排卵の抑制、排卵の遅延が一番大きな作用点と考えられています。

診療内容について